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何故、四谷OUTBREAK!で企画をするのか?
経済活動は、生態系に例えられることが多いです。
昔、授業で習った生態系を思い返してみてください。
きっと大きな木のイラストが書かれていたはずです。
あれは「大きな木を中心として生態系が成り立っている」という図なのです。
「如何に儲けるか?」という問いに答えていくことが、経済活動のように言われることも多いでしょう。
それを考えることはとても大切です。
しかし、もし可能であるならば、大きな木になるほうが良いだろうと思います。
例えば「ゲームで如何に高得点を取るか?」という文脈の中で、ゲーム機の存在を意識する人はいません。
意識してはいませんが、間違いなく存在しています。
このゲーム機というのが「大きな木」なのです。
もしくは、そのゲーム自体が「大きな木」なのです。
その他にも、SNSで言えば、TwitterやFacebook。
モバイル端末で言えば、iPhoneやAndroid。
サイトで言えば、GoogleやYahoo。クックパッドなども大きな木でしょう。
少し前まではテレビが「大きな木」でした。
「家族の中心にテレビがある」という表現で言い表されていた通り、テレビを中心とした生態系が築かれていました。
しかし、その事実にあぐらをかき、努力や工夫を怠ってしまった。
そのため、大きな木としての存在意義を失ってしまったのだろうと思います。
努力や工夫に限らず、時代の流れによって、大きな木の存在は移り変わっていくでしょう。
私が生まれるもっと前には、床屋と風呂が「浮世の社交場」と言われたそうです。今、その感覚はなかなか味わえませんが。
さて。
「日本の音楽は死んだ」という表現を目にする、耳にすることがあります。
これは大きな間違いです。
音楽が死ぬわけがありません。
心臓が鼓動を続ける限り、音楽が死ぬことはないでしょう。
死んだとするならば「大きな木」です。
死ぬ木があれば、生まれる木もあります。
今後、音楽業界の「大きな木」としての役割は、どこが担っていくのでしょうか?
その答えの一つは、ライヴハウスだと思うのです。
様々な思惑を持って、多種多様な人や音楽が集まる。
これを生態系と言わず、何と言うのでしょうか。
ここまでお話して、本題です。
何故、四谷OUTBREAK!で企画をするのか?
あるいはまだ大きな木にはなっていないのかもしれません。
しかし、間違いなく多種多様な人と音楽が四谷OUTBREAK!には集まってきているのです。
それも、今まさにです。
嗅覚の鋭い人々が他でもない四谷OUTBREAK!に集まっている。
それを見た人々が「あそこには美味しい樹液があるみたいだぞ」とさらに集まってきている。
そして実際、場合によってはクセがあると感じるかもしれないけれど、美味しい樹液があるのです。
四谷の樹液を嗅ぎ分けたのかは分かりませんが、ただものではない方々が集まっていることだけは見て取れます。
- 牛丼の松屋
- ナタリー
- タワーレコード
- アイドルBiS(ビス)×世界最高峰ノイズバンド非常階段
- キンミヤ焼酎
- ガムテープの寺岡製作所
and more...
私も、その匂いを感じるのです。
そして皆さんは、数年後にきっとこう言っているでしょう。
「四谷OUTBREAK!って最近よく名前を聞くよね。そういえば前に行ったことあるよ。」
僕らが四谷OUTBREAK!で企画をするのはこういう理由があるからなのです。
もちろん。僕らのお客様を「一緒にもてなしてくれるスタッフの皆さんがいる」というわざわざ書くまでもない、そして最も重要な要素を持っていることも理由に挙げさせてもらいます。
それでは。四谷OUTBREAK!にてお待ちしています。
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